梅毒とは
<通常一期>
・第一期(~約3週間)
・第二期(約3週間~3ヵ月まで)
<通常二期>
・第三期(3ヵ月~3年まで)
<通常三期>
・第四期(3年~10年)★潜伏期
<通常四期>
・第五期(10年~)
・第一期・
まず第一期の症状は、感染してから早い人で1週間後、通常で3~4週間後に症状が現れ始めます。ペニス、舌、口の中、扁桃腺、のどちんこ、肛門などに人差し指の先ほどの痛くもかゆくも無いやや固いしこりが数個でき、やがて赤みを帯びて湿ったおできになります。
・第二期・
第二期の症状は、第一期のおできやしこりは消えていきますが、病原体はリンパ節に入り込んで増殖し、シコリができます。ただ、不快な症状ではないためにここまでは女性は約半数・男性では3人に1人は感染に気付かないで見逃してしまう可能性があるでしょう。また痛みも痒みもないため、おできやしこりが消えるとすっかり良くなったかと勘違いをしてしまいます。
・第三期・
第三期になると、発熱やだるさ、疲労感、関節痛、食欲不振、体重減少など全身に症状がみられてきます。症状も激しく、この第三期が感染力が強い時期なのです。薔薇の花びらのような赤く盛り上がった湿疹外陰部、肛門付近、顔や手足に出てきて、脱毛や白斑、爪の変形なども現れこともあります。80%以上が潰瘍性口内炎に、約50%に全身のリンパ節の腫れ、約10%に眼の炎症が起こります。まれに眼の炎症で視神経が腫れ、視力障害になるケースや急性の症状で難聴にあるケースがあります。
・第四期・
未治療で第四期になってしまうと、ほぼ治療不可能になります。硬いシコリやゴム腫と呼ばれるこぶ状のモノが皮膚や器官、頭、鎖骨、胸骨などに出て、その表面の皮膚が赤くなって傷跡として残ります。骨にできると骨に深く突き刺さるような強い痛みが起こるようになり、夜になると悪化します。”梅毒で鼻が落ちる”とはこの段階のことで、ゴム腫が鼻骨にでき鼻骨が砕けてしまう。という症状なのです。
・第五期・
心臓血管梅毒は感染から10~25年ほど経って起こります。大動脈に血管が弱くなって拡張した動脈瘤できたり、大動脈弁の逆流で胸痛や心不全が起き、場合によっては死に至ります。神経梅毒は神経系に起こる梅毒で、梅毒を治療しないでいると約5%の人に現れます。
・脊髄に浸されると足から激しく刺すような痛みに襲われ、次第に歩行にも障害が現れる様になり、下半身の麻痺状態に繋がります。
・脳が侵されると、脳の進行性麻痺となり、判断力が低下、言語の不自由、誇大妄想になったりと、痴呆の症状が現れます。
このように脳や脊髄に多大の障害を起こし、日常生活に支障がでてくるのです。
更に、神経梅毒は髄膜血管型・進行麻痺・脊髄ろうの3つの型に分けられます。
・髄膜血管型神経梅毒慢性型髄膜炎で、脳や脊髄を侵します。
・進行麻痺神経梅毒は個人の衛生状態の悪化、気分の浮き沈みが激しくなる、錯乱が進行するなど、だんだん行動の変化が現れてきます。
・脊髄ろう神経梅毒は、徐々に始まる脊髄の進行性病変で、脚に強い刺すような痛みが不定期に現れては消え、やがて歩行が不安定になります。